Gum disease

歯周病

歯周病 とは

歯周病 は、口腔内細菌によって引き起こされる炎症性疾患で、歯肉が炎症を起こして赤く腫れ、歯肉から膿がでたり歯が動揺して、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。また、歯周病には動脈硬化性疾患や糖尿病が併発するといわれており、早期に発見して治療を行うことが重要です。

歯周病 に関して

  • 日本では45歳以上の半数以上が歯周病に罹患している。
  • 永久歯の喪失原因の 第1位は歯周病 (約40%)、第2位はう蝕 (虫歯、約 30%) (2018年)。
  • 歯周病があるだけで菌血症を引き起こす可能性があり、抜歯、歯周外科治療などを行うと、心内膜炎を発症することがある。

歯周病 の原因

  • 細菌因子:細菌性プラーク、歯周病原細菌。
  • 環境因子:喫煙、飲酒、ストレス、食生活。
  • 宿主因子:年齢、性別、免疫機能異常、遺伝的・後天的全身疾患 (遺伝疾患、糖尿病 など)、解剖学的異常、咬合因子。

歯周病 において大事なこと

  • 罹患率が極めて高く、自覚症状に乏しいことが特徴。
  • 糖尿病と喫煙が歯周病の2大リスク因子。
  • 歯肉炎がおこると咀嚼機能が低下、栄養障害がおこり、筋力低下、痩せを引き起こす。
  • 歯周病菌による内毒素が血中に入り、動脈硬化性疾患や糖尿病などの全身疾患を発症する。
  • 治療は歯のブラッシングによる口腔ケアが最も重要。
  • 状況に応じて洗口剤 (口腔内およびのどを殺菌・消毒・洗浄する)や抗生剤を使用して治療する。

歯周病 の方に気を付けておいてほしいこと

  • 気づかないうちに歯周病に罹患していることがあります。食事摂取不良だけではなく全身の様々な病気に関連しているため、早期の対応が必要です。
  • 口腔ケアを行い、80歳で20本の歯を残す (8020運動:日本歯科医師会が推進) ことを目標にしましょう。

歯周病 に関して詳しくは下記をご覧ください