とくなが内科胃腸科外科クリニック

ダイエット外来 のイラスト

肥満に伴う健康障害: ダイエット外来 の重要性

肥満は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)と関係性が深く、3大疾病である 「がん(悪性新生物)」「心疾患」「脳血管疾患」の病気を発症するリスクを高めます。

肥満解消には生活習慣が規則正しいものになるように見直すことが必要です。まずは生活習慣の聞き取りをしたのち、継続しやすい食生活の改善や運動習慣についてのアドバイスを行いながら、必要であればお薬による治療を取り入れて、肥満解消に繋げます。

ダイエット外来 とは

当院の ダイエット外来 は医薬品を用いて健康的に体重を管理し、無理なく減量を目指します。食事制限や運動だけでは効果が出にくい方、リバウンドを繰り返してしまう方、医学的に根拠のある方法で体重管理を行いたい方、に適しています。
当院では医師がしっかりと診察を行い、治療をすすめていきます。それぞれの患者さんの、健康状態、嗜好、副作用、費用などを考慮しながら、最適な薬剤を選んでいくことが可能です。

体重を5~10%減らすだけでも、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、睡眠時無呼吸などのリスクを下げることができます。痩せて理想の体型と健康を手にしましょう。

ダイエット外来 のイラスト

注意点 (初めにご確認下さい)

  • 美容目的での ダイエット外来 は行っておりませんBMI23以下の方への医薬品の処方は、健康上のリスクがあるため対応しておりません
  • 完全自費診療です:診察・検査・お薬はすべて保険適用外です。料金は下記にてご案内しています。
  • 保険診療とは併用できません:法律により混合診療は禁止されているため、保険診療とダイエット外来は同日に受診できません。
  • 使用するお薬は肥満目的の使用が国内で未承認です:副作用が発生しても医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
  • 処方された医薬品は他者への譲渡・販売・転売が禁止されています:違反が判明した場合、理由の如何を問わず当院での診療を中止させていただきます。

対象外の方(治療を受けられない方)

  • 20歳未満または70歳以上の方
  • BMI 23以下の方
  • 糖尿病、またはその既往歴 (ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡など) のある方
  • 胆石症のある方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 使用薬剤にアレルギーのある方
  • ステロイド・免疫抑制剤を服用中の方
  • 基礎疾患や精神疾患が不安定な方

当院の ダイエット外来 の特徴

ダイエット外来 で使用する主な薬剤

飲み薬

フォシーガ

SGLT-2阻害薬

1日1回1錠、朝食後

ブドウ糖を尿に排泄

頻尿、脱水、尿路感染

適切な水分摂取が必要

5mg (30錠)15,000円


飲み薬

リベルサス

GLP-1受容体作動薬

1日1回1錠、起床後

食欲抑制、脂肪燃焼

吐き気、腹痛、膵炎

飲み方がややこしい

3mg (30錠)12,000円
7mg (30錠)24,000円
14mg (30錠)38,000円


注射薬

マンジャロ

GIP/GLP-1受容体作動薬

週1回、自己注射

満腹感持続、脂肪燃焼

吐き気、腹痛、膵炎

週1回の自己注射が必要

2.5mg (4週分)22,000円
5.0mg (4週分)42,000円
7.5mg (4週分)56,000円


詳細を来院時に説明し、状況に応じて処方するお薬を選択します。どの薬剤も食事・運動療法を併用することでダイエット効果は増強します。

診察 ( ダイエット外来 ) のながれ

STEP

医師の診察

BMIが基準を満たしている方は、現在の健康状態を確認し、目標設定を行います。医師からの提案を含めて、お薬や費用の説明を行います。
※ 初診料:3,300円


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測定・検査

① 身長・体重・体組成 (水分量、筋肉量や脂肪量など) の測定を行い、現状の把握を行います。
※ 測定料金:Inbody770での体組成測定も含めて無料

②血液検査を行い、処方可能な状態かどうかを判断します (1か月以内のデータをお持ちの方は省略可能です)。
※ 結果が翌日にしかでないため、血液検査をされた方へのお薬のお渡しは翌日以降になります。

※ 採血料:5,500円


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薬の処方

当院は院内処方のため、当院でお渡し可能です (原則1か月分)。


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お会計

お薬をお渡しした後にお会計になります。お支払いは現金のみになります (カード支払いができません)。


再診

再診の場合

お薬の処方がある場合は、再診料は無料です (診察のみの場合は1100円です)。ただし、1か月に1回のInBody770による体組成チェック、3か月に1回の血液検査、は体調管理のため必ずお願いします。


診療時間・ご予約について

  • 診療日:月・火・水・金曜 15:30〜18:00
  • 初診、再診ともに、この時間帯でお願いします。
  • お薬の準備があるため必ずWeb予約をお願いします。

Q&A

内服や注射をしていると食事療法や運動療法は不要ですか?

過剰な食事制限や過剰な運動は危険ですが、お薬の効果を最大限に引き出すためには一定の食事制限や運動が有用です。

ダイエット外来の期間はどれくらいですか?

個人によって異なります。まずは3 ヶ月を目安に内服もしくは注射を続けてみてください。最終的な使用期間については、目標体重・体重変化を元に医師にご相談ください。

お薬の効果はどれくらいで出てきますか?

効果の出現時期は個人によって異なります。急激に体重を減らすとリバウンドしやすいため、食事療法と運動療法をベースとして、1 ヶ月に2~3kgの減量を目標としてください。

ダイエット外来を受けると必ず痩せますか?

個人差があり必ずとは言えません。BMI が高いほど痩せやすく、低いほど痩せにくいです。

最初から5mg や7.5mg、10mg 以上のマンジャロを処方してもらうことは出来ますか?

確実な効果や継続性、副作用を含む安全性を考慮して当院では2.5mg からの処方としています。過去に他の医療機関で5mg 以上を使用されていた方については、医師にご相談ください。

お薬が合わなかったので返品したいんですが?

処方した医薬品は法律 (薬事法) の関係で返品を承ることが出来ません。そのため、お薬がムダにならないように最初は2週間分での処方をオススメしています。効果や副作用を見て、続けられそうと思ったら徐々に処方期間を延ばしていくことが推奨されます。

お薬を中止したらリバウンドしませんか?

その後の生活習慣次第です。お薬の使用期間中に適正な食事量や適度な運動を習得することが重要です。
※ 体重を減らすことで腰や膝への負担を減らし、徐々に運動量を増やすことが可能です。